Sparkfun のガイガーカウンタ、AVRマイコンとUSBシリアルのチップがとんで(とくに何もしていない)、しばらくしたら、twitter で高圧周りの回路が怪しいという情報が。で、改造してみました。
参考にしたのは以下、
がた老AVR研究所:
http://gataro-avr-ken.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/sparkfun-1786.html
http://gataro-avr-ken.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/sparkfun-0b5e.html
TECHLIB.COM
http://www.techlib.com/science/geiger.html
e電子工房
http://einstlab.web.fc2.com/geiger/geigerHV3.html
がた老さんの調べられている情報を基に高圧周りを TECHLIB.COM に書かれているものに、パルスのレベル変換をe電子工房に書かれているものに変更しています。回路図(Sparkfunのものに書き込み)は次の通り:
変更は2つです。1つは高圧の安定化です。2次側の電圧を1次側にフィードバックして、安定した500V(ツェナーダイオードで作った電圧の倍)がガイガーミュラー管にかかるようにします。もう1つはガイガーミュラー管の反応をレベル変換するトランジスタを NPN から PNP に変更しています。
必要な部品で入手しにくそうなものと入手先は、
ツェナーダイオード(47V):1N5261B(マルツで購入)
高hfeNPNトランジスタ: 2SC3113-AF(マルツで購入)
ツェナーダイオード(100V): 1N5271B(シリコンハウス共立で購入)
高抵抗値抵抗(10M): シリコンハウス共立で購入@5円
です。
改造した結果が以下の写真:
(部品面)
(半田面)
これで、ガイガーミュラー管が反応すると、きれいな5Vのパルスが出るようになりました。マイコンがとんでいるし、カウントできるようにするには、まだこれからの作業が必要です。
2011/09/25
2011/09/21
スプラッシュのODBコネクタ
最近の車にはODBコネクタがついていて色々な情報が出ているらしいということで、スプラッシュでも試してみました。ODBコネクタからPCへつなぐアダプタは、Sparkfun の ODB-II UART です。
車への配線は、ODB-II to DB9 cable と同じです(ケーブルでなくてコネクタ単体を買ったので自作)。
で、試してみたのですが、どうもうまくいきません。PC が Windows 7 マシンなので、動作しないソフトもあり、結局試せたのは Digimoto Lite, PCMSCAN, ScanMaster-ELM DEMO v2.1 の3つです。ところが、どれもうまくいきません。
ハードウェアのチェックに PCMSCAN を使って Volvo V70 で試させてもらったら OK でした。ScanMaster-ELM DEMO は、プロトコル指定ができるので、CAN (速度を変えて)を指定してもダメ。
ODBコネクタにつないで CAN BUS で通信するというタコメータが市販されていて Splash での動作もうたわれているので、動作してもいいはずなのですが、ダメです。
ISO 9141-2 K Line (ODB コネクタの7ピン)があまるので、それをプルアップかプルダウンするだけなのかもしれませんが試せていません。ディーラーではコネクタの位置はわかるけどプロトコルは知らない(専用機を使うので気にしたことがない)ということでした。
うーむ。
車への配線は、ODB-II to DB9 cable と同じです(ケーブルでなくてコネクタ単体を買ったので自作)。
で、試してみたのですが、どうもうまくいきません。PC が Windows 7 マシンなので、動作しないソフトもあり、結局試せたのは Digimoto Lite, PCMSCAN, ScanMaster-ELM DEMO v2.1 の3つです。ところが、どれもうまくいきません。
ハードウェアのチェックに PCMSCAN を使って Volvo V70 で試させてもらったら OK でした。ScanMaster-ELM DEMO は、プロトコル指定ができるので、CAN (速度を変えて)を指定してもダメ。
ODBコネクタにつないで CAN BUS で通信するというタコメータが市販されていて Splash での動作もうたわれているので、動作してもいいはずなのですが、ダメです。
ISO 9141-2 K Line (ODB コネクタの7ピン)があまるので、それをプルアップかプルダウンするだけなのかもしれませんが試せていません。ディーラーではコネクタの位置はわかるけどプロトコルは知らない(専用機を使うので気にしたことがない)ということでした。
うーむ。
2011/08/20
計算機関係の本
ちょっと必要があって、先日から計算機関係の本を調べて(というか人に紹介したり教科書として使えるものを探して)います。で、その過程でのメモ。
C言語関係:
個人的な経験から、よくあるC言語の入門書の流れには疑問を持っています。というのもプログラムの書き方を覚えた(BASIC)ときの順序が、簡単な文法→実際に動くプログラム(簡単なものを作る、人の書いたものを眺める)→欲しいものを作るためにBASICのリファレンスマニュアル、という流れだったので。アセンブラやCは入門書が手元にあったのですが、プログラムソースを見て覚えた感じです。
最近話題になる、Processing や Arduino も、そんな感じだと思っています。VBA や Visual BASICなんかの入門書も。それに、言語を問わず実際にプログラムを書けるようになっている人たちをみると、色々な情報源(マニュアル(ヘルプ、そこにあるサンプル)、雑誌、ネットニュース、人のプログラムソースなど)のレベルも内容もばらばらのものを吸収して育っているようにも思います。
なので、C言語のリファレンスマニュアル(Arduinoの言語リファレンスに近いもの)を探していました。それで分かったのは
プログラミング作法的な話:
情報処理学会の会誌で紹介されていた京大での講義で使われているという Structure and Implementation of Computer Programs (SCIP) という本。数値に名前をつけると言った基本的なことから、段階を追っていて古典と言われるだけはあるなと思いました。Lisp (Scheme) で例題が出ているので、CとかBASICで演習したいときに教科書にはしにくいですが、数値積分とかも短く書けていてLispが今でも有効な面があるのが分かります。Computer Science のコースや機械系などでも学生に理解力があるなら、複数言語に手を出した方がいいでしょうしね。
計算機構造の理解:
実際に計算機がどう動作しているかという話は、抽象的な説明の本が多く、具体的な説明が省かれることが多いです。これも有名な本(でも手に取ったことはなかった)に、David A. Patterson,John L. Hennessy著, 成田光彰訳, コンピュータの構成と設計 第3版(上/下), 日経BP があります。MIPSベースで詳細かつ具体的(Cからハードウェアまで)です。
論理回路からALUの設計、マイクロプログラミング(CPU内部に使われる)までの話なら、大川善邦,ディジタル回路,コロナ社 が、あります。 この本で講義を受けたのですが、ボトムアップに作っていくのは面白いです。簡単な論理回路を作ったことがあり、アセンブラでプログラムを書いたことがあるなら、上の本より分かりやすいかもしれません。
C言語関係:
個人的な経験から、よくあるC言語の入門書の流れには疑問を持っています。というのもプログラムの書き方を覚えた(BASIC)ときの順序が、簡単な文法→実際に動くプログラム(簡単なものを作る、人の書いたものを眺める)→欲しいものを作るためにBASICのリファレンスマニュアル、という流れだったので。アセンブラやCは入門書が手元にあったのですが、プログラムソースを見て覚えた感じです。
最近話題になる、Processing や Arduino も、そんな感じだと思っています。VBA や Visual BASICなんかの入門書も。それに、言語を問わず実際にプログラムを書けるようになっている人たちをみると、色々な情報源(マニュアル(ヘルプ、そこにあるサンプル)、雑誌、ネットニュース、人のプログラムソースなど)のレベルも内容もばらばらのものを吸収して育っているようにも思います。
なので、C言語のリファレンスマニュアル(Arduinoの言語リファレンスに近いもの)を探していました。それで分かったのは
- C コンパイラ(たとえば HI-TECH C)によっては、ちゃんとマニュアルに書かれていること、
- 英語ですが、Dennis M. Ritchie氏によるC Reference Manualが公開されていること、
- 日本語だと石田先生訳の 「Cハンドブック」(共立出版社)があること、
プログラミング作法的な話:
情報処理学会の会誌で紹介されていた京大での講義で使われているという Structure and Implementation of Computer Programs (SCIP) という本。数値に名前をつけると言った基本的なことから、段階を追っていて古典と言われるだけはあるなと思いました。Lisp (Scheme) で例題が出ているので、CとかBASICで演習したいときに教科書にはしにくいですが、数値積分とかも短く書けていてLispが今でも有効な面があるのが分かります。Computer Science のコースや機械系などでも学生に理解力があるなら、複数言語に手を出した方がいいでしょうしね。
計算機構造の理解:
実際に計算機がどう動作しているかという話は、抽象的な説明の本が多く、具体的な説明が省かれることが多いです。これも有名な本(でも手に取ったことはなかった)に、David A. Patterson,John L. Hennessy著, 成田光彰訳, コンピュータの構成と設計 第3版(上/下), 日経BP があります。MIPSベースで詳細かつ具体的(Cからハードウェアまで)です。
論理回路からALUの設計、マイクロプログラミング(CPU内部に使われる)までの話なら、大川善邦,ディジタル回路,コロナ社 が、あります。 この本で講義を受けたのですが、ボトムアップに作っていくのは面白いです。簡単な論理回路を作ったことがあり、アセンブラでプログラムを書いたことがあるなら、上の本より分かりやすいかもしれません。
2011/08/06
Suzuki Splash @ 3000km
スプラッシュに乗り始めて4ヶ月弱、走行距離が3000kmを超えました。買ったときが 800km なので 2200km乗ったことになります。試乗では分かりにくいなと思ったことがあるので、メモ。参考になる人がいれば。免許をとってから主に運転した車は1800ccのセダン(三菱の5ナンバー時代最後のギャラン)、3000ccのワゴン、2500ccのワゴン(実家のボルボ)で、スプラッシュを買う直前の車が3000ccのワゴンです。だから、そのあたりの車が感想の基準となっています。
サスペンション:1300km のときの印象(http://non-non-chan.blogspot.com/2011/06/suzuki-splash.html)からは変化なしです。安定してきたのでしょう。試乗するときには2000kmぐらい走っていることを確認した方がよいかも。ちょっと硬めかなとは思いますが、地面によく食いつく感じです。
ボディ剛性:ボルボよりは少し低そうですが、国産車よりは高いように感じます。大きな段差でもボディが変形せず、乗っかる感じがします。
音:エンジン音は静かです。高速道路で100km/hぐらいなら気になりません。一方でタイヤがロードノイズを拾いやすいようです。路面の状況によって音がかなり変わります(うるさくも、静かにも)。また、エアコンを使ったりすると信号待ちなどで、空冷ファンが回り始めた音が車内で聞こえます。不快ではないです。
大人4人乗車:荷物がなければ問題ないです。まあ、排気量の大きな車と比べるとトルクは小さいですが、 4人乗車で高速道路を使って1日300kmぐらい走っても、後席も問題ないようです。身長が170cmぐらいの方とかになると感想は違うかもしれないです。
タイヤ:ロードノイズは大きめですが、グリップや腰の強さなどはよいようです。メーカ装着の割にコストがかかっているといわれていますが、その通りのようです(前車では横浜の dB をつけていました)。
シート:後席で1日 300km (片道150km2時間弱でノンストップ)乗っても OK とのことでした。スイフトでは不満が出ると思います。
内外装:Sのマークが大きいかな。もう少し控えめでもいいのにとは思います。内装ではサンバイザーのビニールの手触りが好きではないです。グローブボックスもですが、小物入れが小さいです(数は気にしていない)。大きめの地図などをしまいにくいです。仕方ないのでA4の地図はグローブボックスの上の棚上のところにおいています。室内灯が前側に寄っているので後席は照明があたりにくく暗いです。懐中電灯を用意するとよいかも。後席のドアに反射板がついていないので気になるなら自分で貼るとよいと思います。
エンジンオイル:マニュアルでは 0Wから10Wまで書かれていますが、ディーラーでは5W-30を入れているそうです。
燃費:0から40km/h の間がよくない感じです。40km/hから80km/hの定速走行だとかなり伸びます。80km/hを超えると速度に応じて燃費が低下する印象です。登り、下りにも敏感です。そのため渋滞が多いと11km/lぐらいまで燃費が落ち、一般道でも渋滞がないと18km/lぐらいまで伸びます。これは副変速機付きの2型だと改善されているのかもしれません。
サスペンション:1300km のときの印象(http://non-non-chan.blogspot.com/2011/06/suzuki-splash.html)からは変化なしです。安定してきたのでしょう。試乗するときには2000kmぐらい走っていることを確認した方がよいかも。ちょっと硬めかなとは思いますが、地面によく食いつく感じです。
ボディ剛性:ボルボよりは少し低そうですが、国産車よりは高いように感じます。大きな段差でもボディが変形せず、乗っかる感じがします。
音:エンジン音は静かです。高速道路で100km/hぐらいなら気になりません。一方でタイヤがロードノイズを拾いやすいようです。路面の状況によって音がかなり変わります(うるさくも、静かにも)。また、エアコンを使ったりすると信号待ちなどで、空冷ファンが回り始めた音が車内で聞こえます。不快ではないです。
大人4人乗車:荷物がなければ問題ないです。まあ、排気量の大きな車と比べるとトルクは小さいですが、 4人乗車で高速道路を使って1日300kmぐらい走っても、後席も問題ないようです。身長が170cmぐらいの方とかになると感想は違うかもしれないです。
タイヤ:ロードノイズは大きめですが、グリップや腰の強さなどはよいようです。メーカ装着の割にコストがかかっているといわれていますが、その通りのようです(前車では横浜の dB をつけていました)。
シート:後席で1日 300km (片道150km2時間弱でノンストップ)乗っても OK とのことでした。スイフトでは不満が出ると思います。
内外装:Sのマークが大きいかな。もう少し控えめでもいいのにとは思います。内装ではサンバイザーのビニールの手触りが好きではないです。グローブボックスもですが、小物入れが小さいです(数は気にしていない)。大きめの地図などをしまいにくいです。仕方ないのでA4の地図はグローブボックスの上の棚上のところにおいています。室内灯が前側に寄っているので後席は照明があたりにくく暗いです。懐中電灯を用意するとよいかも。後席のドアに反射板がついていないので気になるなら自分で貼るとよいと思います。
エンジンオイル:マニュアルでは 0Wから10Wまで書かれていますが、ディーラーでは5W-30を入れているそうです。
燃費:0から40km/h の間がよくない感じです。40km/hから80km/hの定速走行だとかなり伸びます。80km/hを超えると速度に応じて燃費が低下する印象です。登り、下りにも敏感です。そのため渋滞が多いと11km/lぐらいまで燃費が落ち、一般道でも渋滞がないと18km/lぐらいまで伸びます。これは副変速機付きの2型だと改善されているのかもしれません。
2011/07/29
登録:
投稿 (Atom)