2025/06/24

C-media CM6206 を使った USB audio の注意点

安い USB audio デバイスに C-media の CM6206を使ったものがあります(たとえば ルートアール USB to 5.1ch オーディオアダプタ RA-AUD51 )。


リンク先の画像も青色ですが黒色のものもあります。特徴は S/PDIF の入出力があることです(安くて S/PDIF 入力ありは珍しいので買った)。USB mini B 時代のものから USB type C 時代のものまであります。

注意する点としては S/PDIF のサンプリング周波数が 48kHz に固定されていることです。再生するとき(音を出すとき)にはサンプリングレート変換が入るので気にせず使えます。録音の時は 44.1kHz の S/PDIF 信号でも録音できてしまうんですが音が間延びします。エラーにならなくて録音した音を再生して分かるので注意が必要です。

もう1点は S/PDIF の出力が電源を入れたときにはオフになっていることです。Linux のデバイスドライバは USB 接続時に ON にしてくれるようです。ON になると S/PDIF の光出力が赤く光るのでわかります(一応直視しないように注意して見ること)。

Windows の場合はバージョンによって違っています。昔は ON にしてくれていたのが最近の OS 付属ドライバはしてくれません。またデバイスに付属の CD-ROM からインストールしたデバイスドライバも ON にしてくれないものがあります。また C-media のサイトからはデバイスドライバが削除されています(データシートやICの製品情報もなくなっている)。そのため、インターネットで野良で公開されている cm6206lx-1.04(cr).zip  あるいはCM6206-1.09_WIN10(QR).zip  を使う必要があります。

mac os のドライバはONにしてくれません。一回レジスタを設定するだけなのでプログラムを書いた人はいる

のですが、試していません。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿