ちょっとパワーアンプが気になるようになり調べてみるとD級アンプの中でも Hypex の ncore は別格というのが出てきました。D級動作のアンプの中でも負帰還が強く、ダンピングファクターが高いというのです。気に入らなかったら売るつもりで、それでも安価なものをと探してみると NC122MP にたどり着きました。出力はラインナップの中では小さめですが、個人宅で使うには十分すぎます。NC122MP は Hypex 製のモジュールで、モジュール単体では正規には入手出来なそう(amazon, Aliexpress で売ってるけど Hypex が個人向けに出していないので新品の正規品かは怪しい) なので、それを使った製品を購入することになります。これもNC252MPの方ですがリストを作っている人(https://www.audiosciencereview.com/forum/index.php?threads/hypex-ncore-nc252mp-market-overview.31085/)がいて、安価なのが Audiophonics というフランスのオーディオショップが自社ブランドで売っているものです。すでに個人輸入している人がいて日本へも発送してくれるということです。入力が RCA と XLR のものがあり、XLRの方 (AUDIOPHONICS MPA-S125NC XLR Stereo Class D Power Amplifier NCore 2x125W 4 Ohm)を購入しました。
注意は UPS Express Saver を使うと送料が安かったのですが、国内に入ってから大都市圏だと平日昼間しか配達してくれないかも(UPSが直接配達)という点です。再配達で委託業者(クロネコヤマト)を使うように指定すればいいらしいのですが、方法を確認しておいた方がいいと思います。また受け取り時に日本の消費税(運送業者が代理で収めてくれる)を払う必要があります(フランス(EU)の消費税は免除されます)。円安が進んでいて9月に発注、10月に着(在庫がなかったので1ヶ月待った)で、送料消費税込み約6万円でした。
音質についてはパワーアンプ以外のファクターも大きいので書くのが難しいですが、DIATONE P-610MB を約 60L の推奨箱にいれたスピーカ、プリアンプがアキュフェーズの C-11、音源が PCM1794A 使用の DAC (無名の基板を入手) という組み合わせで DAC からパワーアンプまでバランス接続をしていての話です。この組み合わせでパワーアンプをアキュフェーズの P-11 から入れ替えて、音が大きく変わったようには思えませんでした。若干、NC122MP の方がいいかなぐらいでした。
電源ON/OFF時のポップノイズも気になるほど大きくありません。スピーカーリレーをいれる改造をしようかと思っていたのですが、改造は不要のようです。また蓋を開けてみましたが内部の配線もきれいでした。ただコイルとトランスの発熱が大きめなので、空気穴は塞がない方がよさそうですし、もしかすると穴を追加した方がいいかもしれません。Hypex のは4年ぐらいでコンデンサがだめになるというのを海外の掲示板で書いている人がいたのは、発熱でコンデンサが劣化するということなんかもと思いました。
性能はこの辺をhttp://archimago.blogspot.com/2020/01/measurements-hypex-ncore-nc252mp.html?m=1
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