ハイブリッド車は金銭的にはメリットないよという話があります。直感的に納得はするのですが、感覚がなかったので計算してみました。燃費のいい小型車の場合ということで Fit だとすると、1.5l のハイブリッド車(FF)が163.5万円で燃費が36.4km/l、1.3lのガソリン車が126.5万円で燃費が26.0km/lです。差額は37万円です。
ガソリンが150円/lだとして、1.3lの車を買って、37万円分は2466l分つまり、6万4千km走れます。6000km/年ぐらいの走行距離だと10年分です。
どれぐらいの距離を走ると車両価格+ガソリン代が同じになるのか、もうちょっと正確に計算するには1次方程式を立てればいいですね。距離をs[km]として
370,000円=150円/l×(s/26.0km/l - s/36.4km/l)
を解いて、s = 22万[km]となります。やはり、よほど距離を走るのでなければ、金銭的なメリットはないですね。距離を走れば、メインテナンスの費用はハイブリッド車の方が複雑な分だけ高くなるはずなので、その点もメリットは下がります。
二酸化炭素排出量なんかも製造コストと排出量は関係すると言われる(高いものは複雑で、製造にもエネルギーを使うから)ので、環境負荷の面でも一概にハイブリッド車がいいとはいえません。
車は燃費以外にも大事な部分があるので、そちらを優先した方がいいのでは思います。