2010/05/30

無影撮影

本で読んだことがあっても実際に結びつかない撮影方法に、ガラスの上に被写体をおいて撮影するという方法がありました。影が背景まで届かない、あるいは背景を別の光源で照らせば被写体の影が映らないという方法です。最近、とあるきっかけで試してみたのですが、効果絶大でした。

試しに、透明なプラスチックケースの上に被写体を載せ、背景(白い紙)から離して撮影してみました。当たり前なのですが影が出ません。これは、後処理が不要で便利です。

ガラス板を買ってこよう。

背景と被写体を離して撮影。トリミング前提なので周りの余分な影は無視できる。背景にもう少し強い照明を当てれば、もっと切り出しが容易になる。

背景(紙)の上に被写体をおいて撮影。背景は白く飛んでいるが、右の影が邪魔。

2010/05/29

緑の1枚

桜の葉です:
カメラ:Nikon D200, レンズ:AiS Micro Nikkor 105mm/F4

2010/05/27

水に吸い込まれそう

不思議な景色でした:

なぜか水が道路にたまっていて面白い光景になっていました。

カメラ:Ricoh Caplio R7, 50mm相当

2010/05/25

快晴

5月の快晴の日に1枚。

カメラ:Ricoh Caplio R7, 50mm相当

2010/05/23

青空に白い雲

薄い雲の模様がきれいでした。何枚か撮った中の一枚:


意外とカメラの AF が迷っていました。

カメラ:Nikon D70, レンズ:Sigma 18-50/3.5-5.6DC

2010/05/22

田んぼに鴨

田んぼに鴨が2羽来ていました。合鴨農法とかではなく、えさを求めてきたようです。食べるものあったのかな。

Nikon D200, AiS Micro Nikkor 105/F4, トリミング

しいのき迎賓館の前で

ある晴れた日のしいのき迎賓館前の、しいの木と金沢市役所前のアート作品です。

カメラ:Nikon D70, レンズ: Sigma 18-50/3.5-5.6DC

2010/05/20

見上げてみれば

少し前の気持ちいい晴れの日に見上げてみました。



1枚目:桜の葉、2枚目:青空、3枚目:桜の葉
カメラ:D70 と D200、レンズ:Sigma 18-55/3.5-5.6DC と Nikon AF-S DX 55-200/4-5.6G

2010/05/18

May のさつき

5月になるとさつきが元気よく咲き乱れます。近所にも咲いていたので撮ってみました。


共通撮影情報:Nikon D200 + 55-200 (VR なし), Nikon View でレタッチ

2010/05/16

小さくしまって

Olympus の 4/3 デジカメ EP-L1 を店頭で触って初めて知ったこと。標準ズームの 14-42 レンズって、使うときに手動で伸ばすんですね。

EP-L1 + 14-42 の写真 (デジカメウォッチ http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/346/648/html/001.jpg.html)

↑こういう写真を見ていたので、この姿で写せると思い込んでいました。実際に写真を撮るときは↓

14-42 実使用時 (デジカメウォッチ http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/294/286/html/27.jpg.html)


こうなると。これは予想外でした。レンズを縮めたときには画面に、伸ばすようにと指示が出ます。見た目は、うーん、2昔ぐらい前のズーム付きコンパクトカメラみたいに見えてしまうなあ。アイデアとしては面白いなあと思いましたし、軽くて良く写るらしいんですけどね。

2010/05/15

Open Sky project

金沢21世紀美術館Open Sky project の展示がされていました。まだメーヴェ 1/2 とよばれていたころに、話題になっていて、すごいなあと思っていました。そのころからチェックしていなかったので、今回初めて知ったことも多く、興味深かったです。お近くの方は是非。


写真撮影 OK だったので撮ってみました。

2010/05/13

寄れるということ

気分転換に :-) カメラかレンズがほしいなと思ったりします。実際、新しいレンズやカメラを買ったからといって、世界が広がるかというと分りません。でも、新しい技術に触れるというのは刺激になりますし、撮れる範囲が広がることで、何かが見えてくるかもしれません。だから、買って試すのは悪い話ではないのです。一方で、使わないのなら買わない方がという気持ちがあります。結構、買ったまましまいこんでいるものも多いので。

で、レンズやコンパクトデジカメを選ぶときに気にしているのが最短撮影距離です。どのレンズやカメラでも、遠い方はピントが合うので、最短撮影距離が短いほど撮影範囲が広がることになります。最短撮影距離が短いと、被写体に寄れるということになります。寄れるというのは大きく撮れるというだけではありません。

実感するために、試写してみました。カメラとレンズは、Ricoh Caplio R7 (28-200mm相当のレンズつき) とNikon D70 + Sigma 18-50 1:3.5-5.6 DC の2組を使っています。Sigma 18-50 1:3.5-5.6 DC は、25cm まで寄れる、比較的、最短撮影距離の短いレンズです。Ricoh のカメラも、レンズ先端から被写体の距離が 1cm になるまで寄れる(最短撮影距離は、レンズ先端から被写体までの距離+レンズ先端から撮像素子までの距離で定義されるので、1cm ではない)ことで知られています。

まず、それぞれの組み合わせで焦点距離を 28mm 相当にし、最も寄って撮った写真です:

Ricoh Caplio R7 31mm 相当最短撮影距離

Sigma 18-50 1:3.5-5.6 DC の 28mm 相当 (18mm) 最短撮影距離

画角が同じとき(35mm 換算時の焦点距離が同じとき)には、寄れるほど大きく写ることがわかります。被写体を変えて、Nikon のズームレンズの最短撮影距離でよくみられる約38cm と、高倍率ズームの最短撮影距離に多い約50cm でも撮影してみました。

Ricoh Caplio R7 31mm 相当最短撮影距離(レンズ先端から被写体まで約1cm)

Sigma 18-50 1:3.5-5.6 DC の 28mm 相当 (18mm) 最短撮影距離(25cm)

 Sigma 18-50 1:3.5-5.6 DC の 28mm 相当 (18mm) 撮影距離 38cm

 Sigma 18-50 1:3.5-5.6 DC の 28mm 相当 (18mm) 撮影距離 50cm

25cm, 38cm, 50cm で、数値上は、それほど差がないように思えても、実際には写る範囲が大きく変わることが分ります。一方で、被写体を大きくとらえるだけなら、ズームレンズの長焦点側(望遠側)を使う方法があります:
  Sigma 18-50 1:3.5-5.6 DC の 75mm 相当 (50mm) 最短撮影距離(25cm)

同じ撮影距離でも、主たる被写体を大きくとらえることができると分ります。主たる被写体のみを考え、被写体までの撮影距離に問題がないなら、カタログの撮影倍率が高いズームレンズほど大きく写すことが出来ます。
一方で、被写体の大きさを同じに写すときに、レンズの焦点距離が違うとどうなるでしょうか。もちろん、レンズの焦点距離が短いほど被写体に寄る必要があり、撮影するときの距離が変わります。では撮影結果は:
Ricoh Caplio R7 31mm 相当

 Ricoh Caplio R7 50mm 相当

 Ricoh Caplio R7 105mm 相当

 Ricoh Caplio R7 200mm 相当

厳密に同じ大きさに写ってはいませんが、背景の入り方が変化しているのが分ると思います。つまり、撮影倍率や最短撮影距離が同じでも、広角側で寄れるのか、望遠側で寄れるのかで、撮れる写真は変わってくるのです。なお、消しゴムの直線がゆがんでいるのは、画角が変わったためではなく、レンズの歪みが焦点距離によって異なるため(レンズによって変わる)です。

ということもあり、撮影領域の広がる、ズーム全域で寄れるレンズ(カメラ)が好みです。寄れるレンズだと周囲の状況を入れた写真が撮れます:

 Sigma 18-50 1:3.5-5.6 DC の 28mm 相当 (18mm)

ところで、Caplio R7 と D70 を比較すると、暗い状況では撮影感度の点で D70 が圧倒的に有利です(Caplio R7 も同等の ISO 1600 で撮影出来るが、実質の画質が違う)。一方で 31mm 相当(約28mm)の画角でCaplio R7 のように被写体に寄れる一眼レフ(またはレンズ交換式カメラ)のレンズはありません(頑張って工夫すれば、ある程度は不可能ではないですが)。また、一眼レフ用の高倍率ズームレンズで、25cmまで寄れるものも発売されていません。ということで、コンパクトデジカメと一眼レフカメラ、寄れるレンズと高倍率ズームレンズを比較したとき、高い(重い)のを我慢すれば、すべてをカバーできるわけではないということがわかります。で、なかなか、荷物も減らず、いろいろほしくなってしまうと...