三井住友銀行の Olive アカウントができて銀行はこんなことを考えていそうだなと思ったことです。銀行も利益を上げないといけないわけですが既存の顧客口座についても
- 紙の通帳(印紙税がかかる)を廃止したい
- 休眠口座を減らしたいから未利用口座利用料を設定したい
- コンビニATM利用手数料の銀行負担(ATMを設置しているセブン銀行等に手数料を払っていますが、セブン銀行の顧客が三井住友銀行の本支店ATMを使うことは少ないので手数料が相殺されない)を減らしたい
というのが表れていると思います。特に最後が強そうです。選べる特典とかいって分かりにくくしていますが、One's ダイレクトから続くポイントパックでアピールしてきたコンビニATM手数料無料○回を止めてしまったのですから。給与・年金特典 200 ptをもらっても、コンビニATMを使うと平日8:45-18:00で220円、それ以外の曜日時間帯は330円利用手数料がかかります。
ここは選べるとかいわず、コンビニATM手数料時間外平日以外を含め1回無料、使わなかったら100pt、給与・年金等の振込があれば200pt にしてくれるとよかったのにと思っています。選べるにしても、これと、Vポイントアップの2択に。
Vポイントアップも微妙でポイントが多くもらえるのはコンビニと限られた飲食店のみです。コンビニを売りにする、つまりコンビニをよく利用する人が想定顧客なのに、コンビニATM利用手数料の無料条件が厳しくなっているのは顧客へのアピールとしては矛盾してるのではと思ってしまいます。設計者はクレジットカード、できればデビットカードを使ってくれたらいいのにと思ってるんでしょうね。
あとは顧客の囲い込みにかかってるなあという印象です。SBI証券にグループ企業のSMBC日興證券にと節操がない気はしますが。